2010年10月06日
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野川支流(菊野台)イコール深大寺用水の衝撃

Written By: 川俣 晶連絡先

 実は、カシミール3Dで柴崎方面の高低差を見ている時に、すぐ隣がつつじヶ丘の入間川(中仙川)の支流が近いことに気付きました。別の水系ですが、距離は近くにあります。入間川が開渠で始まる場所は、滝坂を見に行ったときに見ています。そこと繋がっているとなれば、興味が出てきます。

 そこで、調べ始めて1つの疑問が出てきました。検索して出てきたページに埋め込まれた地図を開くと、「深大寺用水への接続水路?」といった言葉が出てきますが、深大寺用水が分かりません。そこで更に検索して、同じ人の書いた別の記事に地図がありました。それがこれです。

 こ、これは!

 野川支流(菊野台)という名前で追いかけてきた支流そのものじゃないか!

 しかも、3回も歩いてやっと突き止めた晃華学園までの径路の先まで延々とずっと書いてある!

 しかも行き先は深大寺だ! 神代植物公園なら子供の頃に何回も行ったぞ。

 いや本当に開いた口がふさがらない愕然とする出来事はあるものですねえ。

考察 §

 この径路は「あり」です。晃華学園で先がないと判断したのは直進すると土地が下がってしまうからですが、晃華学園で北に曲がるならあり得ます。そうなると上流方向が高くなるので。

 もともと参考にしたページは柴崎稲荷神社付近を終点としていたのですが、それはあり得ないで先があるはずだという調査でしたが、こちらの調査すらまだまだ手ぬるかったわけですね。

 それはさておき、晃華学園から下流方向の水路はどこまで人工の水路か分かりませんが、ここから上流方向はもう人工水路そのものかもしれません。高台を流れるのが人工水路の特徴なので。

感想 §

 しかし、こういうサイトが既にあるなら、3日掛けた調査は何だったのかということにもなりますが。しかし、言葉が一致しないと検索に引っかからないのがネットというものですね。それにしても、電車から見かけた変電所の建物を起点とした調査が思わぬ大きな話なったものです。

 現地調査だけではらちがあかない段階に入ってきたので、調布市郷土博物館にまた行ってみる必要があるかなあ。

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